生物は多様な方法で身を守っています。免疫系もその一例です。では、免疫担当細胞を有しない無脊椎動物は傷などからいかにして自らを守るのでしょうか?

私たちはショウジョウバエのフェノール酸化酵素という酵素を研究対象にしています。この酵素の基質はアミノ酸のチロシンや神経伝達物質でもあるドーパミンなどで、メラニンの生成を触媒するだけでなく外骨格のクチクラの硬化などにも関与しています。私たちはショウジョウバエの自然集団や突然変異系統を対象にして遺伝子、染色体、アミノ酸、蛋白質、外部形態を比較、検討しています。

岡山理科大学理学部動物学科 淺田 伸彦

「8th International Congress of Dipterology」(国際双翅目昆虫会議)

2014年8月10日から15日に、ドイツのポツダム市(第2次世界大戦を終了に導いた都市)において第8回国際双翅目昆虫会議が開催されました。

会場:Kongresshotel Potsdam
会場:Kongresshotel Potsdam

私はAcalyptratae(双翅目の類)のセッションで、Genetic diversity of prophenol oxidase in the invading species Drosophila albomicans.(進入種のアカショウジョウバエにおけるプロフェノール酸化酵素の遺伝的変異)という表題で発表しました。原田ゆう、池内志穂さんとの連名です。次回は南アフリカのプレトリアで開催される予定です。

筑波からの贈り物

先日、筑波からショウジョウバエが宅配便で送られてきました。
ショウジョウバエの成虫は暑さに弱いのですが、幼虫はなんとかしのぐことができるので宅配便のやり取りも可能なのです。
一般の方からすると、こんなものまで宅配便?と思われるかもしれないのですが、研究者の間のやり取りは宅配便がスタンダードです。